お久しぶりです
お久しぶりです。久しぶりに、このブログの原点である「JR北海道の駅名標」について取り上げていこうと思います。このシリーズ、終わりが見えません。そしてそんな中、日高線など、その線にしか存在しない貴重な駅名標たちがなくなっていこうとしています・・・
JR北海道の駅名標 5 旭川地区の太字タイプ
今日取り上げるのはこちら。前回紹介したタイプのリデザインバージョンです。標準デザインとほとんど同じなものの、文字の位置や大きさが少しずつ異なっているのが特徴です。また、駅ナンバリングの「A」のみDF華康ゴシック体となっており、旧バージョンの名残となっています(ちゃんとHelveticaに直せ)
日焼けした駅名標の取り替えのため
このタイプが設置された理由は「日焼けした標準デザインの駅名標を取り替えるため」のものがほとんどです。
2007年ごろに全道各地に設置された「標準デザイン」の駅名標は、日焼けによって文字が薄くなる現象が各地で発生しています。看板によっては、文字がはっきりと読み取れないほど薄くなっているものもあり、取り替えが急務となっています。そのためにここ数年、各地で標準デザインの駅名標を取り替える動きが進んでいます。標準デザインを標準デザインで置き換える路線(本社)もあれば、支社独自のデザインで置き換える路線(旭川・釧路)もあり、このタイプはその一つです。
なお、名所案内板は「不要不急」であるからか、交換された駅は見たことがありません。
このタイプの特徴
3分ほど停車します。 (@ 西北見駅 (Nishi-Kitami Sta.) (A59) in 北見市, 北海道) https://t.co/fm2HuGag83 pic.twitter.com/Imwx6KL0p9
— ダメ人間 (@ahonen1997) 2017年8月16日
このタイプの特徴としては、以下が挙げられます。
- 旭川支社独自のデザインを継承している
- 文字が標準デザインに合わせて太くなった
- 「標準デザイン」の置き換えを目的に設置された
- 日焼けの状態に合わせ、片面のみ更新が行われている駅がある
- 板部分のみの更新である
フォントは新ゴB、英語はHelveticaとなっていますが、駅ナンバリングの英語のみDF華康ゴシックとなっています。
設置時期は2017年〜2018年ごろにかけて、設置駅は旭川支社のうち、石北本線の駅に多く設置されています。これは石北本線に「標準デザイン」の駅名標がたくさん設置されていたことの裏返しでもあります。ちなみに富良野線にも標準デザインの駅名標は多数あり、日焼けが進んでいるものもありますが、現時点で更新は行われていません。宗谷本線には、標準デザインの駅名標は数が少ないです。ちなみに駅によっては更新が行われ、和寒のようなとんでもない駅名標も誕生していますが、その話はまた今度。
なお白滝駅は例外的に、隣駅廃止により貼られたシールでアンバランスになった駅名標を、このデザインに更新しています。
今回はここまでです。なんか記事のボリュームがなくなっていますが、私自身この駅名標をまだあまり撮影できていないのが原因です。個人的にあまり好みではない旭川支社の駅名標ですが、ぜひ一度現地へ見に行きたいですね。