もみじの研究ノート

駅名標の奥深い世界へようこそ。

3月から変わる駅名標たち 宗谷線その3

すっかりブログの更新頻度が落ちてしまいましたが、書ける時に書いていきます。なお、このシリーズにおいて、いつ更新されたかのタイミングなど、検索に膨大な手間を要する細かい情報を省略する場合があります。ご了承ください。もっと早く記事書いとけって話ですね。ごめんなさい。

 

多寄駅

  • 未更新確認日時:3月5日
  • 更新確認日時:3月11日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:プレートの上にステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴB・Helvetica細字
  • プレートフォント:新ゴBHelvetica

多寄駅には1990年代のホーム移転時に設置された「ロダンEB」の駅名標が、今回も続投です。さてさてそのステッカーですが、「しもしべつ」がちょっとおかしなことになっています。他駅とは異なり新ゴBの太字なんですね。しかも英語は細字。これは、以前設置された士別駅の吊り下げ駅名標と同じ書体です。そこからデザインを流用したと思われます。

廃駅後は、新ゴの太字で「しべつ 」と書かれたプレートが。結果的にはロダンEBと太さが調和しています。

士別駅 1番線 吊り下げ式

  • 未更新確認日時:3月7日
  • 更新確認日時:3月8日日中
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:書き換えた上に紙
  • 紙フォント:MSゴシック・MSゴシック
  • 新隣駅フォント:現時点で不明

3月8日に「きたけんぶち」表記がない姿が確認されています。これは大変貴重で、ちょうど更新作業中だったと思われます。過渡期はやる気がなく、MSゴシックによる紙・となっています。

 

士別駅 2番線 吊り下げ式

  • 未更新確認日時:2月23日
  • 更新確認日時:3月5日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:プレートの上にステッカー
  • 紙フォント:新ゴB・Helvetica細字
  • 新隣駅フォント:新ゴDBHelvetica

これはもともとの駅名標のフォントがおかしかったのですが、プレートの上のステッカーもそのまま同じフォントで貼られました。隣駅更新後は新ゴDBと、「しべつ」と同じ太さになったようです。

 

士別駅 2番線 植建式

  • 未更新確認日時:2月23日
  • 更新確認日時:3月5日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:プレートの上にステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴB・Helvetica細字
  • 新隣駅フォント:新ゴMHelvetica

この駅名標、吊り下げ式と同じくそもそも元がおかしいのですが、ステッカーもそのおかしいものがそのまま印刷されました。廃駅後は、高校なりました。

 

 ちなみに、廃止後の士別駅では下士別、東六線、北剣淵3駅の接近標が設置されています。下士別、東六線は石井ゴシック?的なレトロなフォント、北剣淵は黄色が濃い新ゴです。

 

剣淵駅 1番線

  • 未更新確認日時:
  • 更新確認日時:3月11日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:プレートの上にステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴDB・華康ゴシック
  • プレートフォント:新ゴDBHelvetica

f:id:momiji_3539:20210511060734j:plain

剣淵駅 1番線の駅名標(撮影:かみかわさん)

※1番線には駅名標が二枚あり、名寄方のものは新品に交換されているようにも見えます。要現地調査。

 

剣淵駅 2番線

  • 未更新確認日時:
  • 更新確認日時:3月7日
  • 枠:そのまま
  • 板:新品交換
  • 隣駅:ステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴDB・華康ゴシック
  • 新隣駅フォント:新ゴDBHelvetica

 

f:id:momiji_3539:20210511060523j:plain

剣淵駅2番線 新品の駅名標(撮影:かみかわさん)

なんとなんと、こちらは新品に交換されています。どちらも設置時期は変わらないはずなのに、どうしてこう対応が分かれるのか、謎でしかありません。

 

和寒

  • 未更新確認日時:2月28日
  • 更新確認日時:
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:ステッカー
  • ステッカーフォント:不明
  • 新隣駅フォント:新ゴDBHelvetica

 フォントがおかしすぎると物議を醸した「わっさ」の駅名標。今回の更新でさらにフォントが増える結果に。そして英語、なんか細長くないですか・・・? JR北海道で一番の迷駅名標です。

 

和寒駅 屋根下

  • 未更新確認日時:
  • 更新確認日時:3月10日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:プレートの上にステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴB・Helvetica細字?
  • 新隣駅フォント:新ゴDBHelvetica

こちらのステッカーは、おかしな駅名標のフォントをそのままに、サイズを調整したものが貼り付けられたようです。プレートのフォントは、まあMSゴシックなんかよりはいいんですが、これをボールドにすべきなんだよなぁ・・・と。何もかも中途半端です。多寄を太字にしたならこっちも太字にしましょう?

 

蘭留駅

  • 未更新確認日時:
  • 更新確認日時:3月10日
  • 枠:そのまま
  • 板:そのまま
  • 隣駅:ステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴDB・Helvetica
  • 新隣駅フォント:新ゴDB・Helvetica

 蘭留駅は旧駅名標が残存しました。(残存!!!!!って感じで嬉しいです)新ゴDBのステッカーというのも、今回の標準的な対応です。が、ちょっとアンパランスになってしまったのが残念ですね。ゴナEなら新ゴDBに、新ゴBなら新ゴBにしてほしかったです。

 

比布駅

  • 未更新確認日時:3月6日
  • 更新確認日時:3月10日
  • 枠:そのまま
  • 板:新品交換
  • 隣駅:ステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴDB・Helvetica
  • 新隣駅フォント:新ゴDB・Helvetica

 

比布駅はいわゆる旭川支社タイプに交換されました。文字が細く、緑のラインがしたすぎてバランスが悪く、個人的には気に入りません。デザインとしては隣駅が小さいJR北海道初期デザインを模したのだと思います。ってこれどこかでもう書いたっけ。

 

北永山駅

  • 未更新確認日時:
  • 更新確認日時:3月4日
  • 枠:そのまま
  • 板:新品交換
  • 隣駅:ステッカー
  • ステッカーフォント:新ゴDB・Helvetica
  • 新隣駅フォント:新ゴDB・Helvetica

 

旭川支社デザインが旭川支社デザインに交換されました(お金のムダ) 若干「きたながやま」が上に配置されるなど、レイアウトに差があることがわかります。

さて、宗谷線はここまでです。ま〜あ駅によってバラバラです。そこがまた面白いので今回記事にしてまとめました。このままだとよくわからないので、後日一覧表でも作りましょうか。

JR北海道駅名標をデザインする人には、少なくとも「ミス」はないようにしてほしいと思います。そして、その駅は新品交換する必要があるのか、よく考えてほしいですね。

このあとやる気が起これば、石北線もまとめていきたいと思います。