もみじの研究ノート

駅名標の奥深い世界へようこそ。

富良野線臨時快速に乗ってきました

この話題、9月頭くらいにはだいたい書いていたのですが、公開が遅くなってしまいました。今年7月に運転された富良野線の臨時快速列車について取り上げます。

フラノラベンダーエクスプレス延長運転!?

なかなか驚きの話題でした。コロナ禍を経て、富良野線に特急車両が帰ってくる。しかも最新型の車両で。レア列車を追い求める鉄道ファンとしてはかなりワクワクの展開でした。

しかし、その後の展開は思っていたのとちょっと違うことになっています。先日短区間ですが乗車してきましたので、私の感想とともにまとめます。

 

突然判明した延長運転

石北線沿線、高速バスに運賃補助 JR赤字8線区調査・実証事業 観光列車の運行拡大も:北海道新聞デジタル

北海道新聞が5月15日に報じた記事です。今回の延長運転はここで初めて明らかになりました。それまでは何の噂もされていなかったと思われ、レア列車界隈に衝撃が走る(?)こととなりました。

さて、記事の無料部分で見える範囲では、フラノラベンダーエクスプレスが旭川駅までの延長運転、ラベンダー畑駅への停車、とのことです。ここだけ見ると、札幌発富良野経由旭川行きの、全区間特急の列車が運転されることとなります。

個人的な注目ポイントは、札幌駅の電光掲示板にラベンダー畑の文字が出るかどうか、つまり案内上通し列車として旭川まで運転するのかどうか、でした。でもおそらく、富良野列車番号が変わるのだろう、その中で、頑固な函館線システムが行き先を旭川と表示するのだろうか、そんなところを注目していました。

また、全区間特急かどうかもわかりません。かつて混雑が激しいノロッコ号の救済列車として運転された「(快速)ふらの・びえい号」のように普通・快速列車扱いになる可能性も十分に考えられます。その時、どう案内するのかという点も気になります。

そして何より面白い点は、富良野駅で列車が遠軽駅のようにスイッチバック運転を行うという点です。前後のお客様とお話の上、座席の向きを変えてご利用するのです。しかも、富良野から快速となれば、これはスーパーカムイ・エアポートスタイルが復活するのです。これは熱い!!

まぁ結局、このような面白いことはほぼなかったんですけどね・・・

 

JRからの発表で詳細は明かされず

5月17日、JR北海道の記者会見で毎年恒例の富良野・美瑛に関する内容が告知されます。最近は資料がホームページで公開されるようになり、道新も会見の全文を載せるようになり、だいぶ詳しく状況を把握することができます。

  【社長会見】今年の夏は“富良野・美瑛”を楽しもう!|JR北海道

さて、今年の目玉であろう延長運転はどう書かれるのか、と思ったら、たったこれだけでした。

快速列車として富良野線富良野旭川)まで延長運転(7月土日祝日運行予定)

・・・ん?え?これだけ?

快速列車であることは明らかになりました。これはこれで驚きがあり、ふらの・びえい号が2年目から快速表記を取りやめた中、再び快速の表記が復活するのです。しかし、それ以外の発表が何もありません。車内で面白い取り組みでもするのかと思ったら、特急区間ではあるものの延長区間では何もないようです。

これはまだ詳細が調整中であることと、JR北海道が主体となっているわけではないことを察しました。

旭川市からの発表

フラノラベンダーエクスプレスが旭川まで延長運転&普通列車がラベンダー畑駅で停車 | 旭川市

それから1ヶ月ほどして、列車の詳細がなぜか旭川市から発表されました。JR北海道のプレスにも出るならわかるんですけど、なぜか旭川市からだけです。(実際には富良野市のサイトなどでも発表されたようですが、全く気づきませんでしたので、とりあえずこの表現で書きます)

なるほど、この臨時列車は「JR富良野線連絡会議」とJR北海道の実証事業であることがわかります。そしてこちらではフラノラベンダーエクスプレスが延長運転されることがより前面に出されている印象です。

時刻の詳細も発表されました。なんだよ、延長運転と言いながら富良野ではどちらも1時間前後停車するのか、ということがわかります。これは乗客が富良野駅で車内にとどまることはできないだろう、ということがわかります。

薄々予感はしていましたが、やっぱり昼寝の時間を活用した、ただの間合い運用の列車として捉えた方が良さそうです。

 

JR駅での掲示

さて、そろそろ何かしらポスターでも出るのかと思っていましたが、JRが出す「JRで行く富良野・美瑛」のポスターからは、この延長運転列車はハブられ続けます。後付けのシールでもつければいいのに、全くそのようなことはされません。そして、札幌駅に掲げられた掲示もこのようなものでした。

白黒・A4サイズの、いかにも悪いことでもあったかのような掲示です。なお日本語のほか、英語・中国語・韓国語のものが並べて掲出されていました。

・・・え、これだけ? そしてこの快速列車には愛称は付かず、ただの「臨時快速列車」であることが確定的になります。JRの掲示には「フラノラベンダーエクスプレスの延長運転」という言葉は一言も出てきません。

私はもうこの頃から、これは一体誰のために運行している臨時列車なのかが分からないでいました。札幌駅でこの小さなA4ポスターを見て、乗ろうとする利用者が一体何人いるのでしょうか? せめて花たびそうやくらいのポスターと、パンフレットの配布くらいあっても良いのでは、と。この夏札幌駅にはニセコエリアで期間限定で運行するバスのパンフレットが配布されていました。せめてそれくらいはやらないのって感じでした。

JR北海道の広報アカウントでも、延長運転の案内はハブられています。(最近は在来線の情報もバンバン発信するようになったこのアカウント、なぜか新幹線と言い続けているのですが、どうしていきたいのでしょうか。最近は2023年10月現在のフォロワー数が175という採用担当のアカウントもありますが)

この広報体制が大きく変わらないまま、7月を迎えました。

 

富良野駅での案内

さて先日、私は臨時快速列車の様子を見ようと富良野に行ってきました。なお現地ではガチガチのオタクムーブはせず、久しぶりに訪れる夏の(暑い暑い)富良野・美瑛をオーソドックスに観光、その移動手段の一つとして臨時快速列車を使うという、模範的(?)な観光客になってきました。実際に乗車した区間は美瑛→中富良野間と短いのですが、現地の様子をまとめます。

富良野駅ホーム

以前「富良野市ではごみの持ち帰りにご協力ください」の掲示に転用されていたのりかえ案内板が、本来の仕事をしています。臨時快速列車(ラベンダーエクスプレス車両使用)とありますが、どうも私たちに関係のある列車という雰囲気がありません。富良野駅を何時に発車するのか、そもそも今日運転しているのかというのがよく分かりません。

富良野駅ホーム

裏側には「2023年6月10日(夏版)」と記載された発車時刻表があります。この時期限定で、HG創英角ゴシック体で製作された、富良野駅独自製作で掲出しているタイプに差し替えているようです。この時刻表、ノロッコ号と特急フラノラベンダーエクスプレスは掲載されているものの、臨時快速列車の表記はありません。下部の記事欄にも記載がありません。さっきの面を見てくれという話なのかもしれませんが、両方に記載するのが当たり前なのでは、って気がします。

富良野駅改札口

一方これはなかなか興味深い掲示に感じました。上部には地下鉄のような路線図、その下には、列車によって通過駅が細かく異なる富良野線全列車の停車駅と時刻を一覧にしています。美瑛から先は本数が多いこと、ラベンダー畑駅は停車本数が少ないことなどが直感的に分かります。鉄道の時刻を表す方法として、ダイヤグラム、紙の時刻表、Yahoo乗換案内の表し方、など色々ありますが、ローカル線の時刻の表し方として優れているように感じました。

もちろん臨時快速列車も掲載されています。こういうのを望んでいるんです。

 

美瑛駅での案内

車内設備が鉄板のように熱くなったノロッコ号に乗って美瑛へ。もうこの列車暑すぎて今後が思いやられます。富良野地区におけるノロッコ号の後継列車は何らかの形で冷房を設置せざるを得ないのではないでしょうか。自然の風(爽やかとは言ってない)を楽しめる観光列車も長くはないと思っていたほうがいいかもしれません。

(と思ったら、キハ143をノロッコに転用するという噂が。妥当だと思いますよ。喫緊の課題です。それにしてもキハ143がまだ使い倒されるなんて、本当に使い勝手がいい車両なんですね)

なお、ノロッコ号車内では特段臨時快速の案内はありませんでした。宣伝費用がないなりに車内放送を行ったりはできると思うんですけどね。

美瑛駅

さて、美瑛駅です。適当な写真ですみませんが、美瑛駅での臨時快速の案内、確かここだけだったのです。見えます??右側に「臨時列車運転のお知らせ」とあるのが。

美瑛駅の発車時刻表は日本語と英語が並べられているのですが、富良野駅同様、臨時快速の表記は全くありませんでした。改札口の「舟」には全線時刻表があったように記憶しているのですが、そこにも記載はありませんでした。

臨時快速が到着

そうこうしているうちに列車の到着時刻が迫り、改札が開きます。この間の駅放送も本当に最低限で、改札開始の駅員放送だけです。改札開始放送が流れるまで、本当にきょう臨時快速が運転されているのかが分からない雰囲気なんですね。待ってる人も極端に少ないですし。

列車が来ましたが、写真の通り乗客は誰も写らず、私の背後にも2名だけです。駅の外にはたくさんの観光客の姿が見えるなか、極端にご利用が少ないとしか言いようがありません。

美瑛駅停車中

そんな臨時快速ですが、降車客はやや多めでした。乗降が済んだホーム上にも一応人影があります。美瑛駅ですら5両編成はぎりぎり入り切っておらず、ドアの開閉は前2両分だけです。車両の融通が利かないというべきか、こんな使い方はもともと想定していなかったのか、とにかく場違いな雰囲気はあります。車体の色と名称だけを見ると「富良野線にいるべき車両」という感じがしますが。

 

乗ってみる

しばらくして列車は発車します。車内はラウンジこそ席がある程度埋まっているものの、ドアカットをしている号車ほどガラガラです。3両目以降は1両に5人くらいといった感じでしょうか。

美馬牛駅で列車交換

特徴

ノロッコ号と比較した特徴は、圧倒的に揺れが少ないことと、冷房が効いていて快適であることです。この2点でノロッコ号とは正反対の特徴を持ち、両者は十分両立可能です。富良野線に特急型車両が入るのは「救済列車」の印象が強かったのですが、乗ってみると、当たり前に選択肢にほしい列車という感じがします。

放送

車内放送は肉声中心でした。特にチャイムもなりません。駅の到着放送はかつてのふらの・びえい号やノロッコ号で使用されているものを使いまわしたような音源+肉声といった感じで、加えて各駅でドアカットに関する多言語放送が流れる、といった具合でした。さらに、ドアカットに関するトラブルを防止するため、「次は~○○~」「お降りのお客様は前のほうへお進みください~」と車内に呼びかけてまわる乗務員の姿もありました。あたかも戦前の客車列車ですか、みたいな感じで面白かったです。

ちなみにファーム富田の観光放送はありましたが、それ以外の放送は基本的になく、観光列車なのかただの列車なのかはいまいち中途半端な雰囲気でした。車内が何か装飾されているわけでもないですし、ちょっと期待していたラベンダーチャイムもなかったですし。

旭川市の担当者

車内には旭川市の担当者が乗り込み、停車する各駅ではホームに降り、乗降客数の調査を行っていました。なお、旭川駅出発後に乗客へアンケート用紙が配布されたようですが、美瑛駅を含め途中駅からの乗客にはアンケートを配る様子がありませんでした。頼めばもらえたのかもしれませんが、結果的に私も何ももらっていません。

 

富良野駅

富良野駅

富良野駅で下車。前2両分しか開かないのであれば、ワンマン列車のように停車してもいいと思うんですが、そこは律儀にホームの先端に合わせて停まります。そのため、わざわざ駅舎から一番遠く、未舗装の部分から乗降しないといけないということになります。

ドアが開かず困っている外国人観光客の姿がありました。幸い車掌はホームに降りることができ、ホーム中央にいる乗客を誘導できますので、乗り遅れる心配はありません。また、この駅はなぜか先端の未舗装部分のほうがホームが高いという現象が起きていて、こちらのほうが乗り降りは楽という感じでした。ちなみに乗務員室と舗装された中央部分のホームとの段差はとんでもないことになっていました。

富良野駅掲示

富良野駅掲示は、美瑛駅と同じもの。ラベンダー畑駅の停車有無によるA時刻・B時刻という表現が登場しています。加えてこの駅には時刻表に臨時快速の時刻を上から貼るという対応がとられていました。日曜日(翌日は運転なし)に私が訪問した際は、中富良野駅にこの時期臨時に配置されている係員が、その貼られた時刻を剥がしているところでした。これは人手はかかりますが、良い対応です。

課題

時刻と運転区間

そもそも富良野線は北海道トップレベルの運転本数のローカル線で、わざわざ頑張って増発するメリットが他路線ほどはないような気がします。もちろん多いに越したことはありませんが、1時間に1本のパターンダイヤとか、別に目指すべきものがあるような気がします。普通列車の15分後に続行運転して喜ぶ人がどれだけいるのか。もちろん、豪華な車両で空いてて快適ではありますけど。

富良野で寝ている特急車両を有効活用しようという観点で言えば、運行本数が極めて少ない滝川〜富良野間を運行する臨時快速列車を運転しようということもできます。こちらの方がよほどありがたいですね。今回「延長運転」と銘打っていること、実質的に旭川市の単独事業なのか、ということを考えれば難しいですが。

車両

今回の臨時列車は、キハ261系5000代の扱いにくさが露呈した列車と言えそうです。LED表示の改修に手間がかかるため「臨時」としか表示できない、ステッカーを貼ることもできず列車名もつけられない、各駅ではホームの長さに応じたドアカットができず各駅一律・・・といった具合です。

おそらくこれらの原因は、本来スーパーとかちの車両である261系の仕様をほぼ変えずに導入したからです。LED表示の上に「ラベンダーラウンジ」のステッカーを上から被せている現状、どう見ても改修するお金がなかったとしか見えません。「次は 〇〇」のデータは全線分載せられなくても、せめて号車番号と「指定」「自由」くらい自由に変更できるようにすべきでした。行き先表示も、臨時快速 旭川くらいなんで表示できないのか、と。臨時/Extraでは日本人にも外国人にも不親切です。LEDが無理なのであれば、乗務員が簡単に差し込めるサボのような仕様にした方が良かったのでは、とさえ思います。261-0のように。

途中停車駅でのドアカットも問題です。旭川富良野方面行きの場合、最大で約4両分にあたる距離を移動する必要があります。駅が近づくたびにSL列車のように係員が呼びかけを行う必要があり、中富良野駅では外国人がドアが開かず困っている姿を目撃。車掌がホームに降りて誘導するしかありません。車両にはドアカットを案内する表示器などもちろんなく、283系のドア画像を印刷した張り紙を貼り付けるしかない状況です。

この車両、ローカル線での快速列車としての営業運転にはかなり難があることが明らかになりました。未来永劫JR単独では行うことはなかったのではないでしょうか。今回は沿線自治体としての事業ということで無理矢理駆使してやりましたけど、あと何回見られるんだか分かりません。

広報

まぁ無に等しいといっても過言ではないと思います。色々事情はあったのだと思いますけど。JRの駅においては、臨時列車の運行に際して最低限告知しておくべき、駅での白黒ポスターの掲出以外何も行われていない印象です。

沿線においても、唯一この実証実験にやる気が感じられる旭川市以外から、特に発信されているように見えませんでした。富良野線連絡会議のInstagramを遡っていったら見つけた、という感じですかね。あとはふらの観光協会のTwitterなど、いくつか発信はあったみたいです。

広報しない臨時列車は誰も乗らない、というのはJR北海道も臨時特急北斗などの経験からわかっているはずです。その点を踏まえた協議をしておくべきであったと思います。

フルカラーのポスターを全道に掲出するのには費用がかかりそうですが、費用がないならないなりに、踏切事故防止キャンペーンのように肉声放送をしたり、インフォメーションボードに広告を出したりと、選択肢はあるはずです。

現地での案内

現地では、この列車は今日確実に運行していて誰でも乗ることができる、という安心感の得られる案内が欠けていたように感じます。現地でさえ他駅とそれほど変わらない、A4の掲示が細々とあるのみです。例えば「本日運転日!」というポップをつけた大きな掲示が必要不可欠です。

また、観光列車として盛り上げようという雰囲気もほとんど感じられませんでした。例外が旭川駅電光掲示板のスクロール表示でした。今年の旭川駅は臨時急行花たびそうやでLED職員が登場するという「事件」が起き、富良野・美瑛ノロッコ号も初めて凝ったものが登場しています。そしてこの臨時快速にも「本日は、臨時快速にご乗車いただき誠にありがとうございます。」と、観光客を迎えるスクロール表示が流れていたそうです。

 

これから

「ラベンダー編成」旭川延長終了 乗客2000人にとどまる:北海道新聞デジタル

さて、利用が伸び悩んだという趣旨の記事が出ました。1日平均180人、10で割って1本1両あたり18人。自分が乗った列車よりはやや多いかな、といった感じです。途中駅で乗客の入れ替わりがそれなりにあったので、1本1両あたり「のべ18人」という気はします。「救済列車」といった位置づけですかね、雰囲気的には。私が乗車した際はラベンダー畑駅を通過していましたので、この停車有無は大きいと思います。ラベンダー畑駅は停車本数が限られますので、貴重な一本になるのです。

今回の臨時快速、現地の様子に別に特段驚きがあったわけではありませんが、まさかの「臨時特急北斗84号」の雰囲気をそっくりそのまま再現してしまったな、みたいな印象です。形式的儀礼的な告知だけで細々と列車を運転しても、誰も気が付かないし、乗らないのです。おとなしく定期列車の増結をしてくれって感じですね。その点花咲線の増結運転は理にかなっているように感じます。話題性としてはどうしても劣る部分がありますが、ちゃんとポスター出してますし。模範的です。

 

ノロッコ号の対になる観光列車に

富良野・美瑛ノロッコ号は魅力ある列車ですが、客車の老朽化、椅子の構造、そしてなによりも暑いといった課題があります。訪れた日も美瑛駅で高齢者の団体客が乗り込んでいましたが、美瑛駅で10分以上停車している車内に「はいじゃあ乗りますよ~」なんて、もう熱中症になりにいくのか、みたいな状態です。車内でアイスでも売ってればまだいいんですけど、何も売っていません。

そんなとき、この快適な特急型車両にタダで乗車できるとあれば、絶対に人気は高まります。自然の風を浴びる体験は、例えば朝と夕方に窓をくりぬいたキハ150-100でも走らせればいいじゃないですか(ここは適当)

というわけで、工夫次第です。富良野線には、ノロッコ号と「○○」がある。そんな観光列車になることは十分できるはずです。

 

私が一番心配しているのは、こんな状況で延長運転は意味がない、とか、結局JRには可能性がない、とか、そんな方向性が決まってしまうことです。いや、伸びしろはいくらでもありますから、ぜんぶやり切ってから判断してくれと、そう思います。いろいろと課題がありますが、来年度も何らかの形で面白い臨時列車が走ってくれればと思います。乗客に乗ってもらえる仕組みを整えて。