もみじの研究ノート

駅名標の奥深い世界へようこそ。

JR北海道

浦幌町立博物館にある根室本線の時刻表からわかること

根室本線は滝川駅と根室駅を結ぶ、全長443.8kmの路線です。というのが、あと数日で過去のものになります。この最後の春、私は根室本線の全線を走破する、最初で最後の旅をしてきました。その中で地味に気になることを見つけたので、ちょっと研究します。根室…

JR北海道のマジキチ自動放送はどのくらい現役か

youtu.be JR北海道のマジキチ自動放送というものがあります。鉄道ファン以外にも知られた存在であり、日本で有数の知名度のある自動放送といえるでしょう。2013年に投稿された動画らしいので、もう11年経ったことになります。 放送内容 急ブレーキを使用する…

2024.03.16ダイヤ改正で消えた光景

あけましておめでとうございます。 鉄オタの元日、せっかくなので記事を書きます。明日の北広島行きとかも気になるんですが、まあ起きれたら、ということで。 今回のダイヤ改正、北陸新幹線の延伸が大きすぎてそれ以外が地味な印象ではありますが、いつも以…

富良野線臨時快速に乗ってきました

この話題、9月頭くらいにはだいたい書いていたのですが、公開が遅くなってしまいました。今年7月に運転された富良野線の臨時快速列車について取り上げます。 フラノラベンダーエクスプレス延長運転!? なかなか驚きの話題でした。コロナ禍を経て、富良野線…

2013年の写真が10年前の風景になっているという事実

2013年が10年前ってマ? 2013年は10年前である、という事実。よく考えてみれば当たり前のことなんですが、当時の写真を見返しても昨日のことのようです。 ところが、その写真たちをよくよく見てみると、実はもう見ることのできない写真にあふれています。細…

もじ鉄が旅する北海道 2 富良野→北見 石北線の光る駅名標に会いにいく!

この記事は後半です。前回の記事はこちら。 今回これを書いているのは、今回あまり時系列のツイートをしなかった旅行を、まだやる気のあるうちに記録としてまとめ、撮影したたくさんの写真は、たまには外へ発信していかないと記録として活かされないと思った…

留萌線の駅名標たち 1 深川~石狩沼田間

留萌線石狩沼田~留萌間が廃止 こんにちは。再び道民となったもみじばしです。またどうぞよろしくお願いいたします。 留萌線石狩沼田~留萌間が廃止されました。私はこれまで最終日に現地を訪問するといった、本当の葬式鉄みたいなことをほとんどやってきま…

似ているようで違う、富良野線の新しい駅名標

富良野線は標準デザインが多い路線 ラベンダー色のキハ150が似合う富良野線 富良野線は旭川支社エリア内を走る路線です。ラベンダー色で走り続けてきたキハ150はいつまで見られるでしょうか。富良野線といえばこれ。独自デザインの後継車は現れなさそうで、…

737系のあれこれを予想する!

お久しぶりです。昨日、通勤電車では10年ぶりの新型車両「737系」の詳細が発表されました。新型車両ってやっぱりワクワクしますね。昨日は半日ずっとこの車両のあれこれを考えていました。その結果、一つの記事にできるくらいツッコミどころがあるのでは?と…

もじ鉄が旅する北海道 1 札幌→富良野 〜駅名標が続々更新!根室線の旅〜

今回は旅行のある1日を「もじ鉄」の視点に特化して振り返ります。「もじ鉄」の視点にこだわった旅行記なんて今までないのでは!?はわかりませんが、とにかく1日を始めていきましょう。どれだけ狂った旅行記かは、1枚目の写真のチョイスを見ればお分かりいた…

札幌圏の記録的な大雪と私の旅行

記録的な大雪 いやぁ、想定外でしたね。って感じです。「万能」だと思っていた札幌が、災害の中心地になりました。首都直下型。さすがに札幌に何日も近づけない事態になるとは想定していませんよ。はい。 さて、このとき私は北海道半分を一周する旅行をして…

深夜の札幌駅に「臨時」が走りました

岩見沢方面 最終列車の繰り上げ 岩見沢方面の大雪の影響により、列車を計画的に運休し、集中的な除雪作業が行われました。その際の岩見沢行き最終普通列車、江別行き最終普通列車はおそらく車両運用の変更に伴い、臨時列車として運転されました。詳しい経緯…

岩見沢駅の集中的な除雪作業に伴う最終普通列車の運休

あけましておめでとうございます。2022年です。なんか堅苦しいタイトルにしましたが、前半は背景説明、後半は「臨時」が走った!!!!!という内容です。今回は前半。 なんか正月から北海道の鉄道は大変なことになっておりまして、連日続く白石駅のポイント…

北海道の鉄道 出来事年表2021

2021年ももう終わります。今年もいろいろなことがありました。個人的な衝撃は、恵庭駅で運転見合わせ自動放送が流れたこと、釧路支社の周年記念イベント、オホーツクの復刻イベント、VSEの引退、山線の廃止が確定的になったこととかですかね。 ・・・が、SNS…

鉄道存続には何が必要なのか - 小樽~余市間の議論を踏まえて

はじめに 私は決して地方公共交通のプロではありません。また、実現可能性が低いものもあえてそのまま書いていることがあります。記載した事実に誤りや誤った認識がありましたらお知らせいただければありがたいです。 小樽~余市間の存廃議論 函館本線小樽~…

JR北海道 旧車内自動放送の思い出

大人気の俊夫おじさん 現在、JR北海道の車内自動放送といえば大橋俊夫さん。車内放送としては珍しい男性による落ち着いたアナウンスが大変好評で、JR北海道が公式に取り上げるほど人気となっています。 web.archive.org 音鉄の幸運、今消えちゃったんですか…

五輪、日本のメダルラッシュの陰で…歴史ある駅名標が続々交換か、北海道の無人駅

釧路支社で相次ぐ駅名標の交換 東京五輪で日本勢がそろって金メダルを獲得したこの数週間、釧路支社管内では駅名標の交換が進んでいます。この交換ラッシュは3月の宗谷線とともに、私がこのブログを始めてから最大の規模ではないかと思います。五輪の日本の…

極端にご利用の少ないトイレ 廃止検討

※終始トイレの話題しかしません。画像もあります。閲覧には十分ご注意ください。 利用の少ない駅トイレ 先日発表された、JR北海道のローカル線を維持・活性化するためのアクションプラン。釧網線・花咲線の「経費節減」の項目に、利用の少ない駅トイレの利用…

ホーロー駅名標のあれこれを考える

こんにちは。もみじばしです。(一時期)サッポロビール駅名標のことが気になりすぎて、夜も眠れておりません(でした) だいぶ重症です。 でも、趣味ってこの、一体どうなるの!?真相は???を色々と考えて自分なりに追求する時間が一番楽しいと思うんで…

「サッポロビール」駅名標広告 撤去の背景には

「サッポロビール」撤去へ・・・ ご存じの通り、サッポロビールは現在JR北海道の駅に設置されている「本場の味 サッポロビール」の駅名標広告の掲出を終了するというニュースが報道されました。北海道の駅を象徴する看板であっただけにとても残念です。 北海…

JR北海道のミニ時刻表を比較してみた 学園都市線編

「名刺サイズ版 各駅時刻表」 懐かしの時刻表 かつてJR北海道では札幌圏を中心に、各駅の時刻表を配布していました。上の様式からフォントなどの変更を経て、残念ながら2018年3月16日をもって配布を終了。水色の統一されたフォーマットで、皆さんも一度は目…

3月から変わる駅名標たち 宗谷線その3

すっかりブログの更新頻度が落ちてしまいましたが、書ける時に書いていきます。なお、このシリーズにおいて、いつ更新されたかのタイミングなど、検索に膨大な手間を要する細かい情報を省略する場合があります。ご了承ください。もっと早く記事書いとけって…

3月から変わる駅名標たち 宗谷線その2

3月のダイヤ改正で変化した駅名標をまとめています。目次・初めての方はこちらから。 (番外)音威子府駅 未更新確認日時:3月20日 更新確認日時:5月18日 枠:更新 板:更新 新駅名標フォント:新ゴDB・Helvetica 名寄行き。 (@ 音威子府駅 in 音威子府村, …

3月から変わる駅名標たち 宗谷線その1

2021年3月で変わる駅名標の特集です。目次・初めての方はこちら。 交換?残存? 宗谷線の駅名標更新 今回の宗谷線は、駅名標を交換するのか残存するのか、基準がよくわからないですね。雄信内のような秘境駅でも、豊富のような主要駅でも、交換される駅とさ…

3月から変わる駅名標たち はじめに

出会いと別れの季節がやってきました 気分爽快!! サロベツ(2017年8月) 今年のダイヤ改正では、宗谷本線を中心にたくさんの駅が廃止されます。これに伴い、駅名標には隣駅が改められるという変化が起きます。今回、その変化があまりにもツッコミどころ多す…

山線の大規模運休と、利用者への情報提供

はじめに この記事は、JR北海道の社員が新型コロナウイルスに感染したことを非難するものではありません。また、列車に多数の運休が発生したことそのものを非難するものでもありません。どちらも仕方のないことです。主に、多数の運休が発生したことについて…

JR社員の感染による、山線の大規模運休を振り返る

はじめに この記事は、JR北海道の社員が新型コロナウイルスに感染したことを非難するものではありません。また、列車に多数の運休が発生したことそのものを非難するものでもありません。どちらも仕方のないことです。主に、多数の運休が発生したことについて…

日高線と留萌線の部分存続は、地域に最適な公共交通なのか

日高線の廃止があと2ヶ月弱、留萌線では石狩沼田、または恵比島までの存続を巡って駆け引きが続いています。今回は、JR北海道のローカル線を「区間で区切って存廃を考える」ことに関して、考えていきたいと思います。 単独維持困難路線の「区間」 2016年(い…

相次ぐ札幌圏の間引き運転

昨日の新札幌駅で 次の日の計画運休を知らせる液晶ディスプレイ(新札幌駅) 昨日の新札幌駅。写真の表示を見て、「全部の列車が運休になるわけではないのは分かるけど、どの列車が運休になるのかが分からないよ」と困っていた乗客の方を見かけました。 その…

その観光列車、もうやったことありますよ?

ローカル線の利用促進 近年、単独で維持することが困難な鉄道路線の活性化として様々な取り組みが行われています。それらの取り組みが「アクションプランの取り組み状況」としてまとめられており、私たちも簡単に知ることができます。がんばってはいるものの…